ETSIよりXAdESの新しいバージョンV1.4.1がリリースされています。以下のページからダウンロードできます。
http://webapp.etsi.org/workprogram/Report_WorkItem.asp?WKI_ID=28064
ダウンロードには事前に登録が必要になりますのでご注意ください。
とりあえずダウンロードをして眺めています。アーカイブタイムスタンプxadesv141:ArchiveTimeStampが変更されたようです。ds:Objectの扱いが異なっているのかな?詳細はこれからです。またタイムスタンプ用の検証情報格納場所として新たにxadesb141:TimeStampValidationDataとしてCertifiecateValuesとRevocationValuesを指定できるようになりました。ん?URI属性が指定可能?これはどのタイムスタンプに対する検証情報なのか指定できると言うこと?やはりじっくり読まないと駄目そうです。
ちなみにJISプロファイルではタイムスタンプの検証情報はタイムスタンプトークン自体に後から埋め込む仕様になっていました。これはこれで良いのですがASN.1/BERを読んで解釈するだけではなく追加や生成するのはXMLプログラマにとってハードルが高いと言う点からTimeStampValidationDataが追加されたと思われます。ただどちらにせよ本格的にPKIをやろうと考えるとどうしてもASN.1/BERを自由に使えるようになる必要はあるんですけどね。
弊社もAsn1Xmlライブラリを自作して対応しています。ASN.1/BERを独自XMLにして自在にパースや追加/生成してまたASN.1/BERに戻すと言ったことができます。フリーツールとして
LeAsn1XmlToolを配布中ですのでよろしければご利用ください。
まずは速報と言うことで今日はここまで。